学生時代頑張ったこと。これは、就活での履歴書やエントリーシートだけでなく、面接でもまた必ず突っ込まれる質問ですよね?
何を題材にして作成すればよいのか分からないなんて人も多いのでは?
私自身も就活をはじめた当初は、なかなかコレだ!と言えるようなものが作成できず、非常に悩んだものでした。
そこで今回は、そんな就活生の悩みの種でもある、「学生時代頑張ったことの書き方」についてお話したいと思います。
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学生時代頑張ったことと自己PRの違い
この記事の目次
先ずはじめに質問です。学生時代頑張ったことと自己PRの違いは何だと思いますか?
ひょっとすると、一緒のものと思っている人も多いのは?
たしかに、両者とも「自身の強みをPRする」、「将来この会社にメリットを与えられるとPRする」点では同じです。
ただ、取り扱う題材が異なるのです。
どちらも必ずPRする際には、題材、つまり具体的なエピソードをもとに自分のPRポイントを説明します。
要はPRポイントの根拠を挙げながら説明する必要があるのです。
学生時代に頑張ったことは、あくまで学生時代に取り組んだ内容を題材にして話をします。
一方、自己PRの場合は取り扱う題材は何でもOK。
しかし取り扱う題材としては、学生時代のものよりも、昔から自分が継続的に行っていることを題材にするほうが良いでしょう。
と言いますのも、学生時代頑張ったこととの差別化を図ることができますし、採用担当者としても様々なエピソードをもとに話をして貰ったほうが聞いていて面白いからです。
一見、同じように見える両者ですが、実は異なるもの。先ずはきちんと理解をしておきましょう。
学生時代頑張ったことが何もないときの対処法
学生時代の取り組み内容が豊富な人と豊富でない人。いつの時代にも存在します。
私自身、実は後者。しかしそれでも学生時代頑張ったことは作成しましたし、それを基に就活を進めてきちんと第一志望の企業に就職できました。
では一体どうやったのか?これより対処法について説明していきたいと思います。
先ずは学生時代に取り組んだ内容全てを書き出す
最初に挙げる対処法。
それは、学生時代に頑張ったか否かは別にして、一体何をやってきたのかを整理すべく、箇条書きでもよいので書き出してみるというものです。
要は「自身の強みをPRする」、「将来この会社にメリットを与えられるとPRする」ために有効な題材探しをするための準備をして欲しいのです。
趣味、サークル活動、ゼミ、アルバイト等々、様々なものがあるははずです。
先ずはどんどん挙げていってみてください。
候補があればあるほど後々見つけやすいので、先ずは思いついたものからどんどん挙げていきましょう。
周囲の人を巻き込んで何かを達成したというエピソードにできないか考えてみる
学生時代に取り組んだ内容を挙げ終わりましたら、ここから選別をしていきます。
要は、就活で使えそうなものか否かを「ある視点」を使って選別していって欲しいのです。
そのある視点とは、ずばり、「周囲の人を巻き込んで何かを達成したというエピソードにできるかどうか」です。
もしできるのであれば、それは学生時代頑張ったことに使用可能。
できないのであれば、即不可です。
先ほども申し上げたように、学生時代頑張ったことはあくまで自身をPRするために行うものです。
「自身の強みをPRする」、「将来この会社にメリットを与えられるとPRする」ことが最大の目的です。
特に、「将来この会社にメリットを与えられるとPRする」点については、組織の中で活躍できることが重要になります。
したがい、個人プレーで何かを行ったことよりも、複数名の人が関わって何かを行ったことのほうが、自身の将来像を企業はイメージしやすいのです。
人と人との関わり合いの中でどのように動いたのか。
どのようにして自身の役割を果たしたのか。
そんなことを企業は知りたがっておりますし、それが分かれば企業もその人の能力を判断することができます。
ゆえに、「周囲の人を巻き込んで何かを達成したというエピソードにできるかどうか」の判断は題材選びには非常に大切なのです。
そのように考えますと、サークル活動などは複数名での活動ですのでOK、しかし趣味で行った観光旅行は題材としては基本的にはおすすめしません。
旅行先で人を巻き込みながら達成したことがあれば別ですが、そうでない限りは作成が難しいでしょう。
厳しい目で選別をしてみてくださいね。
エピソードの表現方法を工夫する
取り扱う題材が決定しましたら、いよいよ文章の作成です。
しかし選別して題材は決定したものの、いまいち魅力が感じられないと思った人、多いのでは?
そもそも学生時代頑張ったことが思いつかないと悩んでいたわけですから、このようにして見つけた題材も恐らくしっくりくるようなものではないことでしょう。
私も実際そうでした。
ゼミ、アルバイトと幾つか抜粋したものの、その話をそのまま書けば全く魅力がなかったのです。
ではどうすべきか?簡単です、「エピソードの表現方法を工夫」すれば良いのです。
例えば、アルバイト先で何かキャンペーンを実施したのであれば、「何をどのように行い、どのような結果となったのか」をきちんと明確に書くべきなのです。
「アルバイト先でのキャンペーン実施時に売上目標達成に貢献した」ではだめ。
「どのタイミングで顧客に商品推奨を行えばよいのか顧客目線で考え行動した結果、目標売上よりも+25%達成した」など。
同じ話でも後者の方が具体的ですし、結果も明確ですよね?
具体的な数字を覚えていなかったり、自慢できるようなプロセスがなかったりと言うことの方が多いでしょうが、それでも記憶をもとにざっくりでもよいのでこのような形に持っていってください。
勿論、嘘はNG。学生のつく嘘なんて簡単にばれますし、何よりも嘘に嘘を重ねることでどんどん話が飛躍してしまい自分自身が混乱してしまうことでしょう。
ばれた時のリスクを考えても、嘘はつかない方が絶対に良いです。しかし表現方法の工夫はOK。むしろマストですよ。
「この経験はこの会社でも活かせる」という結論に持っていく
表現方法を考えながら文章が作成できたら、最後のまとめ部分を必ずチェックするようにしてください。
何度も申し上げますが、あくまで学生時代頑張ったことは「自身の強みをPRする」、「将来この会社にメリットを与えられるとPRする」ことが主旨。
したがい、「この経験はこの会社でも活かせる」という結論に持っていくことが大切なのです。
成功体験から学んだことを未来に活かす。これは社会人にとってとても大切ことです。
したがい、学生時代頑張ったことをただただ淡々と書くのでは不十分。それだけではただの自慢話になってしまいます。
その経験を通して何を学び、どう今後活かしていくつもりなのかを相手が感じ取れるような形に持っていくことが大切です。
学生時代頑張ったことに挙げる題材が正直ぱっとしないことであったとしても、文章全体のまとまりが素晴らしければ全く問題ありません。
それどころか企業側は確実に自分を高く評価してくれるでしょう。
大切なのはエピソードそのものではありません。どのようにそのエピソードを使って自分をPRするか。それが大切なのです。
【活動別】学生時代頑張ったことの例
これより各活動ごとに例文を交えつつ、何に注意すべきかを説明していきます。
書き方の基本は、「結論⇒理由(エピソード)⇒その会社でどのように活かせるか」で、エピソードにチームや誰かを巻き込んで何かをした経験々が盛り込めればグッドです。
アルバイト
アルバイトは実際のビジネスの場でもあるので、採用担当者がその人の能力の有無を判断しやすい題材です。
ゆえにこの例のように、「目的達成のために何を行い、見事成功した」を明確に表現できると、企業に対しては好印象を残すことができるのでおすすめです。
学業・勉強
周囲を巻き込んだエピソードが良いということを先ほど挙げはしましたが、学業ともなるとどうしてもそのようなエピソードは難しいですよね?
ですので、これは例外になります。
しかし学業を題材にするにしても、目標、過程、結果は明確にするようにしましょう。
学業を題材にする際は周囲を巻き込んだことをアピールすることが難しくなるので、目標達成に向けたプロセスの内容がポイントになります。
ゼミ
ゼミは周囲の人との関わりがあるものですので、題材にはおすすめです。
この例文のように、チーム内でどのような振る舞いをし、どのような役割を果たしたのかを明確にするのがポイント。
上手にPRできれば、企業にも自身が組織で働く姿がイメージがしやすいですし、好印象を与えられます。
留学
留学と聞くと語学力の向上のアピールを思いつくかもしれませんが、それだけではちょっと内容的には面白くないですよね。
折角の留学なのですから、日本では味わえないような経験を語ってほしいものです。
この例文でのポイントは、まさにインパクトある内容。
他では体験できないようなものは、物珍しいですので企業の目を惹くことができます。
部活
部活と聞くと大会での成績等に拘ってしまいがちですよね?
この例文でも多少触れはしましたが、別に大会で好成績を取っていなくても問題はありません。
大切なことはその部活動の中でどのようなことをしたのか、学んだことは何かなのです。
例文でもそれが明確になっていますよね?
またマネジメントという点も企業が興味を惹く点。
具体的なエピソードと共に説明ができれば完璧です。
ボランティア
ボランティアとはまさにチームワークの塊ですし、目標に対してどのような行動を取ったのかを語るのにとっても良い題材です。
この例文のように何を行い、何を実現できたのかを明確に示せますし、採用担当者もその人の働く姿や能力を容易に想像できますよね?
ボランティアの経験があるのであれば、是非それを題材に文章を作成して貰いたいものです。
インターン
インターンはまさに実際のビジネスを体験できる場。
そこで何を行い、何を学んだのかということは必ず明確に記載することが大切です。
ボランティア同様、採用担当者としてもその人の働く姿や能力等をイメージし易いので、きちんと作成できればかなり魅力的に自身を魅せることができます。
ただ一点気をつけて欲しいのが、もしあまりにも自分が受験する企業とかけ離れた企業のインターンを受けた場合は記載内容に注意してくださいね。
それを記載したことで、「本当にうちに入りたいの?」、「興味ある分野はインターンを受けた企業なのでは?」と誤解される可能性があります。注意しましょう。
まとめ
学生時代頑張ったことは採用試験で必ず問われる質問です。
企業が自身を採用するか否かを決定するための判断材料となりますので、何を題材に語るかはきちんと考えてから作成する必要があります。
慣れないうちはなかなか思うような文章ができないかもしれませんが、ポイントさえ掴んでしまえば、するすると作成できるようになりますので安心ください。
今回挙げた例文やポイントを参考に、是非あなた自身の文章を作成してくださいね。
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