就職活動を始めて最初に会社の社員の方と出会う場が会社説明会です。 会社説明会は、会社側にとっては会社の良いところをアピールする場、就活生にとっては会社についての理解を深める場です。 双方にとって良い機会となるようにマナー・・・
業界研究・企業研究はこの５つの方法でやればOK！
業界研究・企業研究は、気になる企業を見つけるため（気になる企業がブラック企業かどうかも）、選考を通過するために行うものです。
ここを怠ると人生の歯車が狂ってしまうということさえあります。
給料が高いという理由でA社に入社したが、給料が高かったのは新入社員をおびき寄せる罠で、職場環境は典型的なブラック企業だったなんてよくある話です。
また、第一志望の企業のエントリーシートの志望動機で、「貴社を志望した理由は◯◯という企業理念に共感したからです。」なんて文章を安易に使う就活生は、企業研究が足りない最たる例です。
これでは、エントリーシートに通過することも難しいでしょう。
なので、業界研究・企業研究は決して手を抜いてはいけません。方法さえ分かれば手間はかかりますがそこまで難しいものではありません。
業界研究・企業研究で使うのは主に５つのツールです。
- 業界地図・就職四季報などの書籍
- 有価証券報告書
- 口コミサイト
- 業界研究セミナー・会社説明会
- OB・OG訪問
業界地図・就職四季報などの書籍
就活ノウハウ本は就活を乗り切る上で必須ではありませんが、業界地図・就職四季報については必須です。
一般の本屋はもちろんですが、大学構内の本屋にも必ず置いてあります。
業界地図は、業界規模から業界の給与水準。または、各業界の主要企業の特徴なども綺麗に分かりやすくまとめられています。ガイドブックのようなものですね。
この1冊で気になる業界や気になる企業をリストアップすることも十分可能です。
次に、就職四季報ですが、こちらは5000社以上の会社の採用プロセスやエントリーシートを含めた試験情報などは掲載されています。
3年後離職率や、平均年収。昨年度の採用大学も掲載されていますので、必ず購入するようにして下さい。
他にも、各業界に特化して解説している書籍もあるので、気になる業界が見つかれば本屋で手に入れるのもいいでしょう。
有価証券報告書
有価証券報告書とは、企業が株主向けに作成した企業の近況がまとめられれているレポートです。
東証1部上場という言葉を聞いたこがあると思いますが、上場している企業のみが年4回開示する義務があり、採用HPなどでは知り得ることができない情報が数多く掲載されています。
株を買っていなくても誰でも閲覧できる情報でもあるので、必ず気になる企業についてはチェックするようにしてください。
口コミサイト
近年、増加傾向にある口コミサイトですが、これは企業の実態を知る上で欠かせないツールです。
実際に在籍している社員が書き込んだ口コミなので、信憑性はある程度あります。この口コミサイトを見るだけで、ブラック企業かどうかも企業によっては判断できるでしょう。
また、エントリーシートに使える情報も掲載されており、特に上場企業は口コミ数も多いので、要チェックです。
業界研究セミナー・会社説明会
3/1の就活解禁時よりスタートとなるのが、業界研究セミナーや会社説明会です。ベンチャー企業などは、3/1以前に行われるケースもあります。
業界研究セミナーは、商社なら商社の各企業が合同で実施したりするので、興味のある業界には可能な限り参加しましょう。
会社説明会については、大学内で実施されるケースもありますが、企業が独自に実施しているのが通常なので、気になる企業があれば就活サイト経由で申し込みをしましょう。
中には、会社説明会に参加しないと選考を受けれないといった場合もあるので、要注意です。中小企業に多いですけどね。
OB・OG訪問
業界研究セミナーや会社説明会と同様に、3/1より解禁されるのがOB・OG訪問です。もちろん、3/1以前から非公式に接触することも可能ではあります。
企業が公式に実施するのがあくまでも3/1よりということです。
OB・OG訪問では、実際の社員と会えるので、ここで状況によっては企業のことをより深く知ることができます。
但し、社員も会社から「不利益になることは言わないこと」と伝達されているのが通常なので、そこまで踏み込んでは教えてくれないと思っていた方がいいです。
企業によっては、OB・OGが早期に優秀な学生を引き抜くためにリクルーター面接といって何度も接触を図ってくるケースもあります。
先方から電話などで接触があった場合は、リクルーター面接と思って気を引き締めて対応するようにしてください。
まとめ
業界研究・企業研究にはこうしなければいけないというルールはありませんし、時間をかけたからといって志望企業に内定をもらえるものではありません。
ですが、ブラック企業かどうかを確かめる。または、選考に通過するためには不可欠になる要素です。
上記5つの方法を使えば、企業の実態を深いところまで知ることができるので、有効活用するようにしてください。
尚、企業研究シート（エクセルシート）を使った企業研究の方法については、以下の記事でまとめていますので、よろしければチェックしてみてください。
OB訪問のやり方を徹底解説！聞くべき質問やマナー、お礼の方法などまとめました
現在の就活ではもはや定番となったOB訪問。就活を始めるにあたって、OB訪問を考えている人も多いのではないでしょうか。 しかし、「やり方がわからない」「いつやればいいの？」「何を聞けばいいの？」といった不安もあると思います・・・
就活口コミサイトは100％信用できるわけではないけど、登録をおすすめします
就活口コミサイトは2015年頃から増えてきました。それ以前は転職者しか情報を閲覧できませんでしたが、現在は学生でも登録ができる仕組みになっています。 口コミサイトを使う目的は、自分がイメージしている通りの会社かどうかを確・・・
有価証券報告書は企業研究をする上で就活生に欠かせない必須ツールです！
有報こと有価証券報告書は、投資家向けに作られた業績レポートです。 上場している企業であれば誰でも確認できる資料なので、就活生は必ず見るべき情報と言っても過言ではありません。 従業員の平均勤続年数 平均給料 事業内容 企業・・・
就職四季報と業界地図の使い方を簡潔にまとめました
大学の本屋の就活本コーナーに必ず置いてあるのが、東洋経済新報社の「業界地図」と「就職四季報」です。 結論から言いますと、この2冊は必ず購入してください。就活ノウハウ本はなくてもいいですが、この2冊はなくてはならない本です・・・
