- ブラック企業かどうかを調べるための企業研究
- 内定を取るための企業研究
企業研究には上記の2種類がありますが、ここでは、後者にフォーカスしてお話をしていきます。
内定を取るための企業研究とは、企業がどういう学生を求めているか。つまり、企業のニーズを知ることです。実にシンプルですよね。
でも、企業研究はとっつきにくいので敬遠しがちなのも事実です。具体的に、何をどう調べたらいいのかわからないですからね。
一度、内定の条件を整理しておきましょう
- 基礎能力がある ⇒ 人としての常識があるか
- 企業で必要とされる能力がある ⇒ 将来、活躍してくれそうなポテンシャルがあるか
- モチベーションがある ⇒ 企業の進もうとしている未来とマッチしているか
結局、この3つを企業に伝えることができなければ、内定はもらえないわけです。
そのため、企業研究では、「企業で必要とされる能力がある」「モチベーションがある」。この2つをアピールするための材料を集めていきます。
- どういう能力を重要視しているのか?
- どういう未来に進もうとしているのか?
つまり、この2点を調べていきます。
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企業研究に使える4つのツール!
この記事の目次
ツールをご紹介する前に、少し補足をしておきましょう。
企業で必要とされる能力というのは、独自で調べて見つける必要がありますが、ある程度、目安みたいなものがないと調べられないです。
そこで、登場するのが、コンピテンシー一覧です。
コンピテンシーについての解説は、企業が重視しているのはコンピテンシーをご覧ください。
企業が求める能力というのは、個々の企業で微妙に異なりますが、基本的な土台の部分は、全企業共通しています。特に、大企業はそうですね。
つまり、その企業が求める能力一覧を事前に把握した上で、企業別に、この能力が必要されているなと、ピックアップして調べていけば手っ取り早いわけです。下記のようなイメージですね。
でも、そんなコンピテンシー一覧なんて知らないですよね?
ですので、私の方で色んな資料等をかき集めて独自に作りました。下記のエクセルシートをダウンロードして、コンピテンシー一覧を見てください。
そこに、企業が重視するコンピテンシーをまとめています。ベースは、社会人基礎力と呼ばれる、経済産業省が企業にヒアリングしてまとめた基礎力をベースに作成しています。
見てお分かり頂けると思いますが、アピールする際は、◯◯力とか、◯◯性ではなく、右側の内容のような、具体的な言葉を使ってアピールするのが理想なわけです
人によって解釈が変わる言葉を使うのではなく、具体的な言葉でハッキリと伝えるわけですね。
そうすれば、誰ともかぶることもありません。
例えば、「私には、実行力があります。」と言うのではなく、「私は、自ら目標を設定し、失敗を恐れず行動に移し、粘り強く取り組むことができます。」
上記2つであれば、どちらのアピールの方がいいでしょうか?
言うまでもないですよね。一応、コンピテンシー一覧の中から、企業で求められる能力をピックアップしたら手っ取り早いということを、押さえておいてください。
それでは、企業研究に使えるツールを順にご紹介していきます。
埋めたら、隣の例(東京海上)シートを開いてみてください。
おそらくビックリしたと思いますが、志望企業をここまで調べ上げます。
というよりは、ここまでやらなければ、企業で求められている能力は把握できないですし、あなたがやりたいこととの接点がどこにあるかも見い出せないです。
逆にここまでできれば、自己PR、志望動機を作成するのに困ることもないです。
一応、これからの説明は、東京海上(※損保業界NO.1)を例にして説明していきますので、参考にしながらあなたの志望企業に当てはめて進めていってくださいね。
まず、企業が求める能力を見つけるには、企業の特徴を明確にしなければいけません。
そのため、使えるツールを使って、とりあえず、企業の特徴をエクセルに書き込んでいきます。
ポイントは、考えるのではなく書き出していくんです。志望動機を書けない多くの理由は、情報が少なすぎるからなんです。
情報がないのに、考えて書こうとしてもそりゃ書けません。ですので、まずは企業の情報を書き出していきましょう。
上記のような感じです。このように、業界・志望企業・会社で求められる能力の欄に、情報を書き出していきます。
ちなみに、このエクセルシート全体で書きだした情報の8割以上は無料ツールを利用しています。
無料ツールだけで、ここまでの情報が書き出せるんです。使わない手はないですよね?
一応使うツールとして挙げれば、
- 新卒採用ページ
- 企業のHP
- 四季報
- 有価証券報告書(上場企業のみ)
- 中期経営計画
- アニュアルレポート(上場企業のみ)
- 口コミサイト etc
上記のツールの内で、あなたはいくつ利用してますか?おそらく最初の3つぐらいじゃないでしょうか?
その3つは誰もが知っている情報ではありますので、それ以外で有益なツールについてこれから解説しますので、是非、参考にして企業研究シートを埋めていってくださいね。
繰り返しますが、まず埋めていくのは、企業研究シート右側の、業界・志望企業・会社で求められる能力の欄の3つです。
①有価証券報告書
新卒採用ページ、企業のHPの二つは説明するまでもないので省略します。
有価証券報告書とは、略して有報と言われています。これは投資家向けに作成されているものですね。株をやっている場合はご存知のことでしょう。
就活でも、見たほうがいいと言われますが、見方がよく分からないので、避けてしまっているのではないでしょか?
とにかく、新卒採用ページでは掲載されていない情報が満載なわけです。
ただ、上場企業しか公表されていないのが一般的なので、非上場企業であれば、有報は見れません。
また、グループの子会社も子会社単体では掲載されていないので、その場合は、グループ本体の企業で調べてみてください。使える情報が掲載されているかもしれないので。
※上場企業か、非上場企業かを調べるには、ヤフーファイナンスで調べましょう。
赤枠内に、企業名を入れて検索ボタンを押しても、企業名が表示されない場合は、非上場企業です。そのため、有報でも情報がないと考えてください。
では、有報の見方に進みます。
一つ目の方法が、企業のHPで投資家向け情報から、有報を見る方法です。ただこれは、手間がかかるので、もっと手っ取り早く見る方法があります。
それが、「EDINET」です。EDINETを使えば、全企業の有報を確認することができます。
-
①EDINETにアクセスし、企業名を入力して、最下部の期間を全期間に選択して検索ボタンをクリック
-
②直近の有価証券報告書をクリック
1年に4回有報が出ますが、提出者が会社の有報を確認しましょう。見るべきは決算日後の通期決算ですが、3月決算が多いため今期のものが見れなければ、前期の通期決算と直近の有報を確認しましょう。
-
③事業の状況をクリックし、業績を確認する
-
④対処すべき課題をクリックし今後の戦略などを確認する
※業界の課題や、企業の課題、今後の方向性といったキーワードが出てくることが多いです。上記の、赤線を引いている箇所ですね。
こういったキーワードを、企業研究シートにコピー&ペーストしていくわけです。考えるのではなく、キーワードをピックアップして、どんどん埋めていきます。下記のような感じです。
同様に事業等のリスクでも、課題点が記載されていたりしますので、チェックして気になるキーワードがあれば、企業研究シートにコピー&ペーストしていってください。
「対処すべき課題」と「事業等のリスク」には貴重な情報が掲載されていますので、要チェックです。
②中期経営計画
有価証券報告書の次は、中期経営計画です
中期経営計画とは、一言で言うと企業の成長戦略です。今後、3~5年、どういう目標を立てて、どういう戦略を立てて、その目標を実現していくか。
それが、まとめられたものです。使えるキーワードがいっぱい出てくるので、使わない手はないです。
ただ、今年で中期経営計画が終了してしまう企業もあると思いますが、それでも、必ずみてください。それぐらい、就活では使える情報源です。
見方として、検索エンジンで「◯◯(会社名) 中期経営計画」と検索して、該当の情報を確認するだけです。
有報と同様に、どんどん、企業研究シートにコピー&ペーストしていきましょう。
③アニュアルレポート
アニュアルレポートも有価証券報告書と同様に、上場企業が、年次ごとに、投資家や取引先に開示している報告書です。
ただ、有報とは法律で作成を義務付けられているわけではないので、より会社が何を考えているのか?を知ることができます。
有報と同様に、非上場企業には、アニュアルレポートはありませんし、また、上場企業であっても作成していなかったり、簡易的な場合もあります。
これも、インターネットで、「◯◯(会社名) アニュアルレポート」と検索して、上位表示されたページを見ていけばOKです。
上位ページを開き進んでいくと、PDFでまとめられたアニュアルレポートがありましたので、クリックして中身を詳しくみていきます。160ページ以上ありました。
例えば、レポート内には社長のメッセージなんてものも掲載されていましたが、これもめちゃくちゃ使えるわけです。
あなた:「御社の特徴は、◯◯だと思います。」
面接官:「なぜ、そう考えたんですか?」
あなた:「アニュアルレポートにて、◯◯社長がそのように言っていたからです。もちろん、他にも独自に調査して・・・」
このように、話せるだけで、面接官の評価が上がるのは当然ですよね?
それに、社長のメッセージは、そのまま志望動機に使えたりするわけです。なぜなら、今後、こうしていきたいという社長の想いが、掲載されているからです。
社長の話が出たので、補足していきますが、検索エンジンで、「◯◯(会社) 社長名」と検索して情報を集めるのも有効な手段です、
現社長が、今年就任したばかりであれば、前社長の名前で検索してみたりして、情報をかき集めていきます。こんなのやっている学生なんて少ないですよ。
④就活口コミサイト
就活口コミサイトは2015年頃から増えてきましたが、その情報は宝の山です。理由は、実際にその会社で働いていた社員が投稿している生の情報だからです。
2015年以前は、転職者しか見れないのが主流でしたが、現在は、学生でも登録し閲覧できるようになっています。
口コミサイトで有名なのは下記3サイトです。
どれも、無料会員登録することで閲覧可能ですので、気になったキーワードは、どんどん企業研究シートへコピー&ペーストしていきましょう。
特に企業が求める能力や活躍する人の特徴が多く掲載されていますので、どんどんキーワードを拾っていってください。
また、ブラック企業かどうかを調べるためのツールとしても利用できるので、給料や労働環境も必ずチェックしておきましょう。
匿名のため、100%信用できる情報とは言えませんが、私が新卒で就職した会社の口コミは大方合っていたので、かなり実態に沿った内容だと考えていいと思います。
企業が求めるニーズを明確にする
企業研究で使えるツールを5つご紹介しましたが、企業研究シート右側の、業界・志望企業・会社で求められる能力は、埋まりそうでしょうか?
右側が埋まりましたら、企業研究シートのメイン情報を右側の情報を元に埋めていき、企業のニーズを把握していきましょう。
業界の特徴を明確にする
では、実際に企業研究シートのメイン情報を埋めていき、最終的には、企業が求めるニーズはもちろんですが、志望動機に使える情報も、全て埋めていきます。
一つずつ順番に見て行きましょう。
上記の基本情報は、説明するまでもないんですが、企業の採用HPや、有価証券報告書を見れば、すぐに書ける情報ですね。
めんどくさかったら、別に書かなくてもいいです。重要ではないので。
①キャッシュポイント
業界の特徴として、キャッシュ(お金)をどのように手に入れているかということです。
②バリューチェーン
バリューチェーンとは、商品がお客さんに届けられるまでの一連の流れです。要は、キャッシュが入るまでの流れですね。仕事をする上では、そのビジネスの全体像を理解するのことが重要なのは、言うまでもありませんよね。
バリューチェーンは、dareconで調べられるので、参考にして埋めていってください、
③業界の課題は?
企業研究シート右側の情報から考えて、埋めていってください。情報集めをしっかりりやっていれば問題と思います。業界の課題は、面接でも聞かれる可能性が高いので、ここで押さえておきます。
企業理念
企業理念はめちゃくちゃ重要です。なぜなら、あなたでいうコアみたいなものだからです。つまり、企業にとってのビジネスとは、企業理念を達成するための手段なわけです。
利益を上げるのも、企業理念を達成するためです。なぜ、そのビジネスをやるのか?の答えが、企業理念なわけですね。
企業のHPに必ず掲載されていますので、コピー&ペーストして、企業研究シートに貼り付けてください。
社風
企業理念を達成するために、会社が社員に求める行動指針・行動ルール・文化・雰囲気・社風みたいなものですね。バリューと呼んでいる企業もあります。社風も企業によってかなり異なりますので、しっかり押さえておきましょう。
社風を使い志望動機が作成できるぐらいなので、非常に大切です。
事業内容
会社というのは1つの事業だけやっているというのはまずないです。複数の事業を行っているはずです。また、事業内容だけでなくサービスや商品についても同様です。その中での主力商品や、会社が力を入れているサービスも押さえておきましょう。
企業の強み・弱み・課題
①企業の強み
商品・理念・ビジョン・社風・特徴などから感じる、企業の強みを考えてください。右側に書きだしたキーワードから、色々と考えられると思います。
例えば、
-
社員一人ひとりが、現状に満足せず高みを目指す姿勢を貫くことで、商品・サービスの品質を向上させている特徴がある
-
(具体的にどんな商品・サービスがあるのだろう?)
-
超保険、超ビジネス保険、ちょいのり保険などの競争優位性のある商品
-
これって、結果的に、顧客のニーズを徹底的に考え、それに応えることができるってことじゃないか?
こんな感じで、強みをどんどん考えていきます。もちろん、右側からこれ強みだな考えられるものは、コピー&ペーストで貼り付けていってください。
②企業の、強みの中の強みは何か?(コア・コンピタンス)
①で書きだした強みから、競合他社にはなく、企業独自で他社が簡単にマネできないような強みを考えていきます。これを、コア・コンピタンスと言いますね。コア・コンピタンスは志望動機にも使えますし、面接でも聞かれる質問なので押さえておきましょう。
と言っても、東京海上のような業界NO.1の企業であれば書きやすいかもしれませんが、それ以外であればなかなか書けないかもしれません。
そこで、エクセルのコア・コンピタンスシートを開いてください。
シートの縦列のように、カテゴリに分けて考えることで、業界NO.1企業以外でも、コア・コンピタンスが見えてくると思います。
コア・コンピタンスシートですが、掲載カテゴリ以外でも、新規事業、ターゲット(個人客か?)、人事戦略(能力主義か?)など、色んな切り口で企業を見ていってください。状況に応じて、どんどんエクセルシートを変化させていきましょう。
コア・コンピタンスの例は、dareconに掲載されていました。エクセルのコア・コンピタンスシートの中身もdareconと同じにしてますので、参考にして頂ければと思います、
例えば、NO.3企業であれば、NO.1、NO.2企業に追いつけ追い越せという、チャレンジスピリットみたいなコア・コンピテンスがあるかもしれません。
そこから商品やサービスが生まれていく可能性はありますよね?
損保業界であれば、業界NO.2の三井住友海上は企業分野に強いという特徴があるので、そこから見えてくるコア・コンピテンスももちろんあるでしょう。
あいおいニッセイ同和損保という会社であれば、トヨタ・日本生命と繋がりが強いので、個人分野にコア・コンピテンスがあったりします。
コア・コンピタンスシートがあれば、志望動機を作成する際も非常に楽になります。
というのも、あなたのやりたいことが、○○(コア・コンピタンス)という特徴のある御社でないと実現できないんです!
こういう書き方で、簡単に作成できるわけです。
あなたのコアと、企業のコア・コンピタンスとの接点はどこにあるかという視点で考えるというわけですね。
何となく、イメージができますよね?
③企業の弱み・課題・マイナス材料 ④改善に向けた取り組み
これは、企業研究シートの右側で書きだした情報から書けると思います。有価証券報告書、転職サイト、中期経営経営計画に、ヒントとなる言葉がいっぱいありましたよね。
中期経営計画 成長戦略
企業が今後、企業理念の達成に向けて、どういう戦略でどこに向かおうとしているのか。つまり、成長戦略を中期経営計画で押さえておきましょう。
①中長期ビジョン
中期経営計画のゴールですね。中期経営計画を見れば必ず書いています。
②中長期目標(定性目標) ③中長期目標(定量目標)
ビジョンを達成するための、定性目標ですね。定性とは、数字で表示できない目標のことです。定量は、数字で示す目標のことですね。各事業ごとに見ていくと分かりやすいと思います。
中期経営計画がなければ空欄になりますね。中長期目標も、詳しく記載がなければ空欄でかまいません。
コンピテンシー
ようやく、本題ですね。企業が求める能力(コンピテンシー)を明確にしていきましょう。明確にするのは、志望職種の能力と、会社全体として求める能力の2つです。
なぜ2つかというと、単純に、企業が求める能力が多ければ多いほど、アピールがしやすくなるからですね。
それに、転職の場合は、職種単位での募集になるため、職種で必要とされる能力にフォーカスすればいいですが、新卒採用は、ポテンシャル採用のため職種にフォーカスする必要はないということです。
どっちも効果的にアピールできるのが一番いいですが、志望職種、会社全体で求める能力のどちらかに合わせたアピールができれば、問題はないです。
①志望職種名 ②仕事内容を一言で言うと?
これは、説明するまでもないですね。
③仕事内容
転職サイトやOB訪問、新卒採用ページなどから情報は得られますよね。仕事内容を、3つ程度ピックアップして、どういう仕事内容かを押さえておきましょう。
④求められる能力
③の仕事内容から、必要な能力(コンピテンシー)を考えていきます。
エクセルのコンピテンシー一覧シートも参考にしてください。コンピテンシーを書き出したら、その能力がなぜ必要なのかも書いていきましょう
④会社全体で一番求めている人材
会社が求めている人材とは、どういう人材でしょうか?
東京海上では、社長のメッセージや損保業界の現状を踏まえて、チャレンジできる人材ということで書きましたね。
今まで情報をしっかり集めていれば、そう難しいことではないと思います。
結局は、情報さえ集めておけば、企業のニーズを明確にすることは、そこまで難しくないわけですね。小手先のテクニックではなく、地道な作業なくして内定まで辿り着くのは難しいと考えてください。
キャリアプラン
なぜ、キャリアプランを入れたかというと、近年、将来の夢や、5年後、10年後の目標といった、キャリアプランを聞く企業が多いからです。
あなたの入社意欲を確かめようとしているわけですね。
企業が恐れているのは、あなたが内定辞退することであり、早期退職することです。そのため、キャリアプランがどれほど明確か?をチェックすることで、それらのリスクを減らしたいという意図があるわけですね。
もちろん現地点は、○○と思っているというスタンスで面接で言っても構いませんので、これから考えるキャリアプランが絶対というわけではありません。
人の考えなんて変わるのが当然なんで、それでいいんです。
ただ、就活においては、志望企業じゃなきゃダメなんですということを、しっかり、伝える必要が必ずあるということです。
①実現したいこと、夢(コア)
コア発見シートで見つけた、あなたのコアを書きましょう。
②志望企業では、具体的に何がしたい?
コアを軸にして、具体的に志望企業では何がしたいかを考えてください。ここが、志望動機になるわけです。
正直、どんだけ考えてもここが書けなければ、それは、その企業に本当に行きたいと思っていない可能性が高いです。行きたい企業であれば、無理に考えずとも書けるはずですよね。
③志望企業で、実現できる理由は?
②が、志望企業で実現できる理由を考えてください。志望企業じゃなきゃ実現できない理由ですね。
ただ、その業界であればどの企業でも実現できるというケースもあると思います。そういう場合は、無理やり、その企業でなきゃ実現できないとするしかないわけです。
そこで登場するのが、先ほどお伝えした、コア・コンピテンスシートです
各カテゴリごとに、企業の強みを見つけることができますよね。その中から、あなたの目標・夢との接点を考えていくわけです。
そうすることで、無理矢理ではないですけど、その企業で実現できる理由が見えてきます。
一応、面接官から「それ、当社じゃなくても実現できるよね?」と、聞かれないレベルの内容が必要なので、これでいいかな?と思ったら、企業に突っ込まれそうかどうかを基準に考えるようにしてください。
志望動機は、後で詳しく説明しますが、以下のような流れが王道です。
-
志望企業で実現したいこと。
-
やりたい理由、きっかけ。
-
志望企業で実現できる理由。競合他社にはない、○○があるので、実現できる。
-
その実現のためのキャリアプランや、実現するために必要なスキル、現在取り組んでいること。
故に、しっかりキャリアパス等を考える必要があるわけですね。
④実現までの道のり ⑤目標
実現するまでの、キャリアプランを10年スパンで考えてみてください。考えられれば、5年スパンとかでもいいです。
⑥経験 ⑦スキル・能力
⑤の目標を達成するためには、どういう経験・スキル・能力が必要か。スキルは、資格とかでもOKです。
以上で、企業が求めるニーズが分かってきたのではないでしょうか?面倒だったでしょうか、志望度が高い企業はここまでやりましょう。
まとめ
非常に面倒くさい作業なので全ての企業で行うのは難しいと思いますが、せめて第一志望の企業は行うようにしましょう。
以上で、企業研究で必要な、
- どういう能力を重要視しているのか?
- どういう未来に進もうとしているのか?
上記2点を調べる方法の解説は終わりです。これで企業のニーズが把握できましたので、次は企業のニーズをあなたが備えているかを考えていきましょう。
Unistyleに登録して内定者ESを手に入れよう!
Unistyleは内定者ESを中心に、就活で内定をゲットするための情報が全てつまっています。毎年6万人以上の就活生が利用していますので、登録必須のサービスですよ!